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ブログポータルサイト「ナムジャイ.CC」 › 子供に学ぶタイ語 › 大人編

2008年12月31日

ヤン カン マー

 今日はもう12月31日、日本ならアメ横がにぎわい、夜の紅白に向けて日本中がざわめきたっている頃である。

 が、我が家には年末年始も無いに等しいので、その記憶さえも忘れかけてしまっている。

 おせちもなければ、雑煮もない正月である。


 さて、話は変わって、この季節になると我が家の前の交差点は警察の年末準備で賑やかになる。

 どこから湧いて出たのか、いつもは当直もいないような交番に、大勢の警官がみんな自家用車に乗って掛けつけ、年末の交通安全のために?または年始の財布の中身のために?せっせと違反を取り締まる。

 普段は、見向きもしないオートバイのヘルメット不着用や、シートベルトの不着用、保険の期限切れや免許の有無をチェックし、次々とキップを切ったり、直接現金を回収したりしていく。

 この風景はタイ全土一緒だと思うが、この警察の取り締まりを顔パス?する裏技がある。

 
 タイに長くいると、よく、車のバンパーの辺りに金色の太陽のような星のような円からたくさんの角が出ているようなものをつけている人を見かけると思うが、これは公務員の特権で「これをつけているのは公務員ですよ。仲間なんだから、大目に見てくださいね。」という印である。

 これは、公務員でもつけている人もいない人もいるので全員がそうとは限らないが、高い確率で公務員なのである。

 そして、我が家のマイカーのフロントガラスの真ん中に堂々と貼ってあるシール。
これは、知人というか、顧客の警察官に貰ったもので、コラートの警察名が印刷してあるシールである。

 我々はこれを「ヤン カン マー」と呼んでいる。
「ヤン」はお守りとか、護符という意味。「カン」は防ぐ、「マー」はご存知の通り「犬」だが、この「犬」とはもちろん警察のことである。

 たとえば、今回のように何かの行事などで交通安全のためや荷物の検問をしていても、このシールが貼ってあれば、検問のため車を停めようとした警官が、はっと気付いて「どうぞ、お通り下さい」という仕草になるのだ。

 実に便利なシールである。
こういうことが通用するのも、賄賂王国タイランドならではである。

 これをくれた人は、そのコラートの警察のお偉いさんらしく、この地域では絶対に通用する。ただし、バンコクまで出ると無理だと思うが・・・。

 子供たちはこの警察の態度がコロッと変わるのを見るたびに、「『ヤン カン マー』の効果絶大だね!」などと言って大喜びである。  
タグ :年末警察

Posted by バットニャオ at 02:17Comments(4)TrackBack(0)大人編

2008年11月17日

ラオ・カーオとラオ・シーเหล้าขาวและเหล้าสี

 
 昨日の朝、起きてきた長男が盛んに全身をかきむしっていた。
見てみると、腕や大腿部にジンマシンのような症状が出ている。

 前の夜は、旦那の実家で義母のお手製のアヒル尽くしのご馳走だったが、アヒルが当たるとは思えないし・・。
学校でも何かヘンな物を食べなかったか聞いてみたが、思い当たるフシもないらしい。

 というわけで、原因を突き止めたところで治るわけでもないので、ここはとりあえず、旦那が例のごとく、台所から「ある物」を持ってきた・・・。

 それは、「ラオ(酒)」である。

 たまたま、このところカオパンサー(入居節)で、「ルークラオ、カオパンサー(入居節の期間だけ禁酒)」していた旦那は、料理用に買っておいた安物のウィスキーのボトルを持って来て、長男の腕や大腿部に塗り始めた・・・。

 実は、これは今から十数年前に、この長男が1歳少しだった頃、当時日本に住んでいた旦那と出稼ぎに日本に行っていた義姉夫婦が、近所のドブ川でタイでよくやるように、フナや雑魚を獲ってきた。
大量だと喜んで、てんぷらにして揚げて食べたら、タイ人である旦那や義姉夫婦、そして日本人の私もなんとも無かったが、まだ免疫が無かったのか、1歳の長男は全身ジンマシンが出てしまい、かわいそうなことになった。
 そのときに、応急処置として、やはり旦那がアルコールを持ち出して長男に塗りたくった経験がある。

 翌日、医者に連れて行ったとき、「卵ですか?牛乳ですか?アレルギーは・・。」と聞かれて、
「昨日、主人が小川で獲ってきた雑魚を食べたんですが・・・。」
と言ったところ、何でそんなものを食べさせたのか?とお叱りを受けたのであったが・・・・。


 という、過去がある長男だが、今回も旦那の言うことを素直に聞いて、一日中、アルコールを塗りたくっている・・。
お陰で、まるで酔っ払いのように酒臭い・・。

 長男が安物とはいえ、ウィスキーを惜しげもなく塗っているのを見た、隣の義姉の息子は、
「お~~!高級だね!ラオ・シー(色つきの酒)を塗るなんて!」とさももったいなさそうに言っていた。

 そういえば以前、アル中気味の旦那の2番目の兄にお酒を奢ろうとしたら、その兄の奥さんが、
「うちの人に、ラオ・シーはもったいないから、ラオ・カーオで十分だよ!」と言っていたのを思い出す。

 この辺では、ウィスキーなどの洋酒は色がついているので、通称「ラオ・シー」と呼び、タイの焼酎である、正式名:「スラー・カーオ」は、通称「ラオ40」(アルコール度が40度なので)または、洋酒のラオ・シーに対して透明なので「ラオ・カーオ」と呼ばれる。(タイ語で透明は「サイ」だが、「カーオ」と呼ぶ場合もある)

 実は、当初は旦那が「ラオ・カーオ」を買ってくるはずだったが、面倒になったのか、そのまま「ラオ・シー」を塗らせているのである。

 一般的に、ラオ・シーは公務員や自営などちょっとお金に余裕がある人が飲むことが多い。
それに対して、ラオ・カーオは日雇い作業員や、農民などに親しまれている酒である。

飲む酒の種類にまで階級が出るのは、どこの世界でも同じだろうか・・・。
  

Posted by バットニャオ at 01:50Comments(7)TrackBack(0)大人編