
2012年06月01日
ドタバタと保護者会
新学期が始まってまだ半月も経たないと言うのに、先週の土曜日に早速の保護者会が開催された。
タイの学校の保護者会と言うのは、日本と違って、授業参観とか、進路のための三者面談などという行事があり得ないため、保護者会と言えば、基本的に単なる学校側と保護者の集会である。
と言う訳で、保護者会は学校が休みの土日に行われる。
学校は休みなのだが、生徒は自主参加という形で保護者会の手伝いで書類を配布したり、水やお菓子のサービスをするために登校したりする。
我が家は、同じ学校に通っている長男と次男の二クラス掛け持ちなので、前回の保護者会では、先に出席した長男のクラスに長居しすぎて、次男のクラスの保護者会には顔だけしか出せなかったという事があったので、今回は次男のクラスにも半分くらい参加するつもりで出掛けた。
ところが、今回の保護者会は、どこかのバス会社の寄付を頼んで、夏期休み中に完成させた
という、学校ご自慢の大ドームの公開が目的だったらしく、新しく出来たそのドーム(とはい言え、せっかく少しだけあった校庭の半分にセメントを敷いてしまい、単に巨大な屋根を付けただけの日除け程度の集会場でしかないが。)の関係者の演説が延々と続き、保護者会の残り時間1時間を切るまで続いた。
そのため、肝心の保護者会が行われる各クラスに移動するのに、また5階、6階という階段を上らなければならず、保護者の中には、息が続かず階段の途中で固まっている人も何人かいるほどだった。
これで、普段の子供の苦労が分かると言うものかも知れない。
そして、今回の保護者会。
今回は、次男のクラスに、と決意していたにも関わらず、長男のクラスに名前だけ書いて出て来ようと思ったものの、来年大学受験の長男のクラスの話はなかなか中身が濃く、結局最後まで、席を立つチャンスを掴めずに聞いてしまった。
話の内容は、大学受験のコウターという推薦制度の申し込みの話から、もしそれに受かっても、その後の登校回数で卒業出来なくなり入学取り消しになった過去の生徒の話。
毎回、話題に上るのだが、校内での生徒の喫煙やヤーバーの蔓延などの話。
これは長男、次男もよく言っているので、大げさな話でもないらしい。
ときどき抜き打ちで尿検査をすると言う。
それから、男女交際の問題、学校のトイレなどで男女が何かをしていたところを見つかった、などと言う話から、男子生徒の取り合いで女子生徒が殴り合う喧嘩をするなど。
と言うように、どれも興味ある話題だったので、すっかり退席する機会を逃し、気が付けば、もうすぐリミットの12時。
先生が話を切り上げようとしていたので、急いで提出物を渡すと、逃げるように教室を出た。
ところが…。
急ぎ足で次男の教室に行ってみれば、そこはもうもぬけの殻、人っ子一人どころか次男の姿もなかった。
私は焦って次男に電話したが、学校内では消音モードにしている次男の電話はなかなかつながらず、次男の友人に掛けまくってみたが、皆一緒ではないと言う。
結局、しばらく学校内を歩き回っているうちに、メッセージに気が付いた次男から連絡が入り何とか再会出来た。
こういう保護者会に欠席すると、後日個別面談に出向かなくてはならないと言うので、毎回都合をつけて出席していたのだが、ここで欠席扱いになっては、元も子もない。
私は、次男を伴って担任のいる部屋に行こうと思ったが、次男が言うには、先生は私が来ない事を聞いたが、長男のクラスに先に行っているというので納得したらしいので、今回は大丈夫だろうとそのまま帰宅してしまった。
それ以後も連絡も無いので、まあ大丈夫なのだろう。
以前は、これが年に3、4回あったのだが、校長が代わってから方針が変わったようで、学期に一度になった。
今回は先生の話はまんざらではないが、子供の学業に直接関係ない巨大ホールのセレモニー的な事は、そちらで勝手にやってくれという感じの保護者会であった。
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タイの学校の保護者会と言うのは、日本と違って、授業参観とか、進路のための三者面談などという行事があり得ないため、保護者会と言えば、基本的に単なる学校側と保護者の集会である。
と言う訳で、保護者会は学校が休みの土日に行われる。
学校は休みなのだが、生徒は自主参加という形で保護者会の手伝いで書類を配布したり、水やお菓子のサービスをするために登校したりする。
我が家は、同じ学校に通っている長男と次男の二クラス掛け持ちなので、前回の保護者会では、先に出席した長男のクラスに長居しすぎて、次男のクラスの保護者会には顔だけしか出せなかったという事があったので、今回は次男のクラスにも半分くらい参加するつもりで出掛けた。
ところが、今回の保護者会は、どこかのバス会社の寄付を頼んで、夏期休み中に完成させた
という、学校ご自慢の大ドームの公開が目的だったらしく、新しく出来たそのドーム(とはい言え、せっかく少しだけあった校庭の半分にセメントを敷いてしまい、単に巨大な屋根を付けただけの日除け程度の集会場でしかないが。)の関係者の演説が延々と続き、保護者会の残り時間1時間を切るまで続いた。
そのため、肝心の保護者会が行われる各クラスに移動するのに、また5階、6階という階段を上らなければならず、保護者の中には、息が続かず階段の途中で固まっている人も何人かいるほどだった。
これで、普段の子供の苦労が分かると言うものかも知れない。
そして、今回の保護者会。
今回は、次男のクラスに、と決意していたにも関わらず、長男のクラスに名前だけ書いて出て来ようと思ったものの、来年大学受験の長男のクラスの話はなかなか中身が濃く、結局最後まで、席を立つチャンスを掴めずに聞いてしまった。
話の内容は、大学受験のコウターという推薦制度の申し込みの話から、もしそれに受かっても、その後の登校回数で卒業出来なくなり入学取り消しになった過去の生徒の話。
毎回、話題に上るのだが、校内での生徒の喫煙やヤーバーの蔓延などの話。
これは長男、次男もよく言っているので、大げさな話でもないらしい。
ときどき抜き打ちで尿検査をすると言う。
それから、男女交際の問題、学校のトイレなどで男女が何かをしていたところを見つかった、などと言う話から、男子生徒の取り合いで女子生徒が殴り合う喧嘩をするなど。
と言うように、どれも興味ある話題だったので、すっかり退席する機会を逃し、気が付けば、もうすぐリミットの12時。
先生が話を切り上げようとしていたので、急いで提出物を渡すと、逃げるように教室を出た。
ところが…。
急ぎ足で次男の教室に行ってみれば、そこはもうもぬけの殻、人っ子一人どころか次男の姿もなかった。
私は焦って次男に電話したが、学校内では消音モードにしている次男の電話はなかなかつながらず、次男の友人に掛けまくってみたが、皆一緒ではないと言う。
結局、しばらく学校内を歩き回っているうちに、メッセージに気が付いた次男から連絡が入り何とか再会出来た。
こういう保護者会に欠席すると、後日個別面談に出向かなくてはならないと言うので、毎回都合をつけて出席していたのだが、ここで欠席扱いになっては、元も子もない。
私は、次男を伴って担任のいる部屋に行こうと思ったが、次男が言うには、先生は私が来ない事を聞いたが、長男のクラスに先に行っているというので納得したらしいので、今回は大丈夫だろうとそのまま帰宅してしまった。
それ以後も連絡も無いので、まあ大丈夫なのだろう。
以前は、これが年に3、4回あったのだが、校長が代わってから方針が変わったようで、学期に一度になった。
今回は先生の話はまんざらではないが、子供の学業に直接関係ない巨大ホールのセレモニー的な事は、そちらで勝手にやってくれという感じの保護者会であった。
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