2012年09月08日
長男の大学受験〜前編〜
前回の更新から、もうすぐひと月が経とうとしています。
もともと更新頻度が高くないこのブログですが、今年は長男がいよいよ大学受験という事もあり、先月から、私の寝るまでの自由時間に、一つ大事な時間が組み込まれることになったのです。
長男は理系で物理や化学などが専門なので、もう現役を離れて20年、ただでさえ高校の物理なんてもうチンプンカンプンな私ですが、さらに当然の事ながら全部タイ語なので、もちろん私が教えるなんて出来ません。(長男も期待してませんが…。)
今回、私が担当するのは、何と『日本語』。
当然と言えば当然なのですが、チャイヤプムの高校では、今のところ日本語を第2外国語、第3外国語として開講しているところはなく、長男が「日本語を教えてくれ」と言い出したのは、私にとっては以外でした。
よくよく話を聞いてみると、受験の科目に「PAT」と言うのがあって、この中には、数学とか、外国語などが選択出来るようになっており、それを受験すると、受験の総合点に加算される…ということらしいのです。
ですから、必須の科目以外に、自分の能力を示すために付加するテストという位置づけのようです。
まあ、もともと母親が日本人なのだから、日本語が出来て当たり前と思う人もいますが、ここタイで日本人らしい日本語を使えるように育てるには、それなりの努力が必要です。
それを実践していらっしゃる素晴らしいお母さんも居ますが、私は「タイでタイ人として育てたいって言うんだから、タイ語が出来ればいいでしょ。」と主人の決定に内心反発して意地になっていたのと、店を開業して以来、本当に育児と言えば最低限の食事や洗濯など生活に必要な事しかする時間がなかったので、本当に子供に日本語を教えようと言う姿勢もありませんでした。
いつも、親戚などに会う度に、「子供に日本語教えなくちゃダメだよ。せっかく日本人のお母さんがいるんだから。」などと言われても、「言うのは簡単だけど、そんなに簡単なもんじゃないのよ。大体そんな時間なんてないんだから。」と内心反論していたものでした。
そして、今回の長男の日本語学習の時間。
主に大学受験の過去問を読みながら進めているのですが、私の認識では長男の日本語能力は幼稚園並、小学校に入ってからは、一応1年生の最初の1ヶ月間と、2年生の最初の3ヶ月間だけ学校に通った程度でした。
だから、タイに来てしばらくは漢字なども練習したのですが、タイに慣れて来るにつれ、私が忙しくなってくるにつれ、日本語からはまったく離れてしまったのです。
〜つづく〜
これがタイ人高校生向け大学受験の日本語試験問題
タイ田舎生活の日常を描いた、姉妹ブログ『イサーンに埋没中』も併せてお楽しみください。
より深い日常タイ語への理解のために・・・ランキングに参加しています。
もともと更新頻度が高くないこのブログですが、今年は長男がいよいよ大学受験という事もあり、先月から、私の寝るまでの自由時間に、一つ大事な時間が組み込まれることになったのです。
長男は理系で物理や化学などが専門なので、もう現役を離れて20年、ただでさえ高校の物理なんてもうチンプンカンプンな私ですが、さらに当然の事ながら全部タイ語なので、もちろん私が教えるなんて出来ません。(長男も期待してませんが…。)
今回、私が担当するのは、何と『日本語』。
当然と言えば当然なのですが、チャイヤプムの高校では、今のところ日本語を第2外国語、第3外国語として開講しているところはなく、長男が「日本語を教えてくれ」と言い出したのは、私にとっては以外でした。
よくよく話を聞いてみると、受験の科目に「PAT」と言うのがあって、この中には、数学とか、外国語などが選択出来るようになっており、それを受験すると、受験の総合点に加算される…ということらしいのです。
ですから、必須の科目以外に、自分の能力を示すために付加するテストという位置づけのようです。
まあ、もともと母親が日本人なのだから、日本語が出来て当たり前と思う人もいますが、ここタイで日本人らしい日本語を使えるように育てるには、それなりの努力が必要です。
それを実践していらっしゃる素晴らしいお母さんも居ますが、私は「タイでタイ人として育てたいって言うんだから、タイ語が出来ればいいでしょ。」と主人の決定に内心反発して意地になっていたのと、店を開業して以来、本当に育児と言えば最低限の食事や洗濯など生活に必要な事しかする時間がなかったので、本当に子供に日本語を教えようと言う姿勢もありませんでした。
いつも、親戚などに会う度に、「子供に日本語教えなくちゃダメだよ。せっかく日本人のお母さんがいるんだから。」などと言われても、「言うのは簡単だけど、そんなに簡単なもんじゃないのよ。大体そんな時間なんてないんだから。」と内心反論していたものでした。
そして、今回の長男の日本語学習の時間。
主に大学受験の過去問を読みながら進めているのですが、私の認識では長男の日本語能力は幼稚園並、小学校に入ってからは、一応1年生の最初の1ヶ月間と、2年生の最初の3ヶ月間だけ学校に通った程度でした。
だから、タイに来てしばらくは漢字なども練習したのですが、タイに慣れて来るにつれ、私が忙しくなってくるにつれ、日本語からはまったく離れてしまったのです。
〜つづく〜
これがタイ人高校生向け大学受験の日本語試験問題
タイ田舎生活の日常を描いた、姉妹ブログ『イサーンに埋没中』も併せてお楽しみください。
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Posted by バットニャオ at 02:55│Comments(2)
│タイでの子育て
この記事へのコメント
こんにちは。
一般的に(妻からも言われましたが)、日本語が話せるから、日本語が書けるから、日本語を教えることができるでしょう、といわれるが、そうは問屋が卸さないですよね。
人に教えることは、知っていて、使える事以上に大変な苦労と努力を要します。
これは、ご承知のとおり武道にも当てはまっています。
ともかく、長男君のために、「日本人」(大和撫子}に立ち返り、がんばって協力してあげてください。
ご協力できることがあったら言ってください。
一般的に(妻からも言われましたが)、日本語が話せるから、日本語が書けるから、日本語を教えることができるでしょう、といわれるが、そうは問屋が卸さないですよね。
人に教えることは、知っていて、使える事以上に大変な苦労と努力を要します。
これは、ご承知のとおり武道にも当てはまっています。
ともかく、長男君のために、「日本人」(大和撫子}に立ち返り、がんばって協力してあげてください。
ご協力できることがあったら言ってください。
Posted by 阿羅漢 at 2012年09月08日 13:20
☆ 教える方の技術ではなく、教わる方の気持ち次第です。
Posted by ピヤポン at 2012年09月10日 07:01