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2013年09月08日

朝のニュースから。

 つい2、3日前の朝だった。

 いつものように、朝食の支度をしている時間帯に、一番先に朝の入浴を済ませた長女がTVをつけて朝のニュースを見始めた。

 私は普段から、あまり興味がないので聞き流しているのだが、その日はふと耳につくニュースで気になり、朝食の準備をしながらも真剣に聞いてしまった。


 大体毎日耳にするタイの朝のニュースと言えば、屋台の豆乳屋が5バーツ負けてくれなかった事に腹を立て、殴り掛かった男だとか、かなり前には、カオマンガイ(鶏炊き込み飯)の店で、掛けダレの大量追加を頼んだところ、店主に断られたことに怒り、一度店を出て、引き返して来て、店主に発砲した…と言うような、まったく人間性とか国民のレベルを疑いたくなるような、実に下らないニュースが多い。

 それでなければ、最近多いのが、3歳や4歳の幼児に対するレイプ事件。
まだ、物心ついたばかりの子供に、いい歳をした大人がいったい何を考えているのか、畜生とでも言いたくなる行動である。 

 まったく、タイ人とは何を考えているのだ…と周囲のタイ人にさえ直面するのが嫌になるような内容ばかりなので、基本的にタイのニュースや新聞は、なるべく見ない、聞かないようにしている。


 ところが、その日のニュースは、ちょうど「先日の学力検査での、タイの学生生徒のASEAN諸国の中での順位」と言う事だったので、多少の興味を持った。
もちろん、ニュースを見ている長女も学力テストの結果と言う話なので、真剣に聞いていた。

 
 ところが…。

 肝心の内容は、「先日の学力テストの結果、タイの子供の学力はASEAN諸国の中で最下位と言う結果となった。」
「そして、ASEAN諸国の中で第一位になったのは、就学中に妊娠する生徒が一番多いと言う、何とも恥ずべき業績である。しかもASEAN諸国中で第一位だと言うだけでなく、この就学中の妊娠率の多さでは、世界で第二位と言う、何とも言えない結果となった。」
と言うニュースであった。



 そう言われてみれば、長女の小学校時代にも、小5で妊娠して休みの間にランシットまで堕胎手術に行ったと言う、クラスメイトがいた。
それに昨年も高校に入った長女のクラスメイトが、出産ぎりぎりまで学校に登校していて、先生も黙認していたが、結局学期が終わらない内に出産の日が来てしまって、結局退学した…と言う話も聞いている。

 
 また、主人の後輩で今は中学校の校長になっている男性が言っていたのだが、彼が教頭時代に勤めた学校は、チャイヤプム県内でもそちらの方面で有名な高校で、校内のトイレで性行為を行っている男女生徒が、毎日のように補導されると言う話だった。


 それを聞いた当初は、そんな話、眉唾ものだと半信半疑だったのだが、こう言うニュースを聞いた今日は、あながち大げさとも言えない事実なのだと納得した。


 ところが、それを遅れて起きて来た主人に話したところ、まあ予想はしていたがやはりこんなことを言い出した。

 「どっちかと言うと、日本の方が上じゃないのか?だって日本はフリーセックスの国だろう?」

 と、日本に12年も住んでいたにも関わらず、相変わらず勝手な偏見により暴言を吐き、私の神経を逆撫でしてくれる。

 いつから、日本がフリーセックスになったのだ?
 
 日本がフリーセックスと言うなら、金さえ出せば、オヤジでも、ファランでも見境なくついて行く、超現実的なタイの女性たちは 、何と呼ぶのだろう?
 

 確かに、日本及び他の国でも、就学中の妊娠と言うのはない訳ではないが、タイの学生生徒ほど、前後を考えずその場の「愛」だの「快楽」だのばかりを求めてしまうことはないのだろう。


 これは、日頃からニュースで見る、老若男女問わない突発的な性的衝動とその結果の事件や、愛という名の下に、「自分の物」と私物化を決め込んだ女子中高生が、一人の男子を巡って殴り合いになる…などと言うよくある出来事からも想像に容易い。


 と、まあそんな事を思ってはみたが、これを主人に言い返して、無駄な言い合いになるのは本当に時間の無駄なので、とりあえず一人で胸に仕舞って置いた。


 主人の「タイの子供は良い。日本で子育てすると、大人に対して礼儀を知らない、悪い子供に育つ。」と言う、今から思えば全くの偏見に満ちた子育て理念から、タイで子育てをする事を選ばざるを得なかった我が家だが、主人が思っている「タイの良い子」と言うのは、主人が子供だった頃の世代なのである…と言う事がタイに住んでみて分かった。

 そう言う意味で、このタイでの子育ては本当に不安ばかりであるが、幸い、我が家の子供たちは今のところ、ニュースになったような事には縁がなく、無事育ってくれている。

 昔の主人の口癖は、「タイの子供のようになって欲しい。」だったが、今の私の気持ちは「タイの子供のようにはならないで欲しい。」である。




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Posted by バットニャオ at 00:40│Comments(8)タイの社会
この記事へのコメント
同感です。
やみくもに良い子供たちもいるようですが、それは、しっかりした道徳観念と円満な家庭環境があってのもの。
もし、両親や兄弟といった身近な人たちが、身勝手でルーズで怠惰な生活をしていた場合は、子供にも悪影響が多いでしょう。

昔は、悪影響を与えるような「情報」が少なかったこともあって、比較的真面目な人が多かったのでしょうが、最近はネットや安価なVCDを通じて悪情報と身近に接することができます。
その一翼を担ってるのが、日本発のエロビデオだということをご主人は言いたいのだと思います。
色白の若くて美人の女優さんたちによる羞恥心のない姿を目の当たりにする世界中の男性たちが、日本をフリーセックスの国だと勘違いしても致し方ないように思えます。それくらい日本国の品性を貶める文化として定着してるようです。
「朱に交われば赤くなる」、それもたしかですから、なるべく家庭円満に、秩序ある家庭を築きたいものですよね。
Posted by muga at 2013年09月08日 11:37
またまた混ぜ返すようで恐縮ですが、
1.日本でもほんの50年前までは:
① 明治の時代、父が育った埼玉の利根川の流域では夜這いが盛んで、食えなかった医師が産婦人科に転科したところ、大当たりで、その後、大病院を経営するようにまでなったそうです。また、②私の住む横浜の郊外でも、ついこの間(昭和30年代)まで夜這いが横行していた、と楽しげに話す古老の男女が何人もいます。
2.日本の最近の状況は知りませんが、マスコミ報道を見る限り、老若男女を問わず、ずいぶんおさかんな方がいるようです。
3.「性」に関しては、どこの国も似たような状況にあるではないかと。
Posted by S at 2013年09月08日 17:01
子供たちは、まずエイズから守りたいですよね。
そしてとくに女性は、自分の身体を大切にすることが大切です。
興味本位の行動は、身も心もついて行ってなくて、親としては不安だと思います。
これからも、しっかり見守ってあげてください。
ご主人のコメントも相変わらずですね☆
Posted by チャンドラ at 2013年09月09日 17:50
子供たちは、まずエイズから守りたいですよね。
そしてとくに女性は、自分の身体を大切にすることが大切です。
興味本位の行動は、身も心もついて行ってなくて、親としては不安だと思います。
これからも、しっかり見守ってあげてください。
ご主人のコメントも相変わらずですね☆
Posted by チャンドラ at 2013年09月09日 17:50
☆ どの意見も間違っていない気がします。
全てではなくともどれもが実在することでしょう。
子供は親の影響を受けると思いますので、自分の影響を
受けてしまった我が子に申し訳なかったと反省しています。
Posted by 隠密老人 at 2013年09月15日 10:55
お久しぶりです。

日本に住むタイ人にもしかり、大人になっても身勝手な人が多く、いつもイライラさせられ、今ではすっかりタイ人⁇恐怖症になってます。

ブログ拝見するのを楽しみにしていましたが…。
3月からの移住が決まり、入管の手続きなど、今から不安が募ります。

イサーンに埋没中のブログの中に、毎日の生活の中で自分のすこし幸せな時間があることを知り、安心しました。

日本の生活も同じような気がします。

タイでの生活頑張ってみます。

メダカ
Posted by メダカ at 2014年01月09日 18:18
お久しぶりです。

日本に住むタイ人にもしかり、大人になっても身勝手な人が多く、いつもイライラさせられ、今ではすっかりタイ人⁇恐怖症になってます。

ブログ拝見するのを楽しみにしていましたが…。
3月からの移住が決まり、入管の手続きなど、今から不安が募ります。

イサーンに埋没中のブログの中に、毎日の生活の中で自分のすこし幸せな時間があることを知り、安心しました。

日本の生活も同じような気がします。

タイでの生活頑張ってみます。

メダカ
Posted by メダカ at 2014年01月09日 18:18
Огромное тебе СПАСИБО
Posted by Darrellfaw at 2021年03月13日 09:25
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