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2011年10月01日

ダット・ファン(歯の矯正)

 もうすぐ、10月に入る。
いや、日本時間ではもう10月になっているのか。

 もう、我が家の子供たちのうち3人は中間休みに入り、先日の洪水で学校が冠水したために一週間臨時休校になって、期末試験が延期された長女だけが、まだ学校に行っている。


 さて、その長女だが、もう数ヶ月前から切望していることがある。
それは、若いタイ女性の憧れ的ファッションでもある、「歯の矯正」である。

 一昔前は「歯の矯正」と言えば、かなりのお金が掛かるので、笑ったときに見える前歯に嵌められた矯正器具は、ちょっとしたお金持ちのお嬢様やタレントなどのステイタスでもあった。
 

 だが、日本人の私の感覚では、歯を矯正するということは、歯並びが悪い証拠でもあるので、それを治療している段階を見られるのは「恥ずかしい」と言う感じなのか、日本ではあまり歯に治療器具を嵌めている人は見ないし、それでも必要な人は寝ている間だけ使用したりする・・・というような記憶がある。

 だから、タイ人のように、わざわざ歯の矯正器具を見せびらかすようなことはしないと思っている。(もう、日本の生活を離れて長いので、今の日本はどうなっているか分からないのだが・・・。)

 ところが、タイ人はこれ見よがしに見せびらかすし、最近では若い男子も同じように歯の矯正が流行っているらしい。
しかも治療器具の前歯の部分にはダイヤモンド風のガラス玉の飾りまで付いているというから、もう本当にファッションなのである。
 
 というわけで、長女の学校でも、この治療一式で数万バーツするという「歯の矯正」をする友達がかなりいるらしい。
まあ、金額が金額なので、誰でも出来るわけではないが、ある程度生活に余裕がある家の子供たちが続々とやっているらしい。

 長女もそんな友達の影響もあり、しかも以前から爪噛みの癖があったせいか、前歯が少し重なってしまっていて、この前歯を矯正したいのは、長女の場合は単なるファッションだけではないのである。
 もうすっかり人生の春も終わってしまって、自分の姿を省みることもなくなった母と違い、思春期真っ盛りの長女はこのところ自分の容姿や、体型、色々なものが気になるらしく、この「歯の矯正」も本気で切望しているのである。


 普段から口に何かが入っているのが嫌いで、飴もガムも食べない私にしてみれば、あの針金で出来たような歯の矯正器具を一日中、しかも何年も付けると思うだけで、ゾッとするが、それをわざわざ好んで付けたいなどというのは、さすがタイ人の血が流れている長女である。

 私は、タイのうら若き乙女たちが、「ニッ!」と笑ったときに、前歯に嵌っている治療器具が見えるだけで、寒気がして、「ご苦労様です・・・。」と言いたくなるのだが、あれを誇りに思い、自慢しているとは、これも理解し難いタイ人の感覚の一つである。

 中身はどうあれ、何よりも外見を重要視するタイ人の美的感覚と、お金第一の虚栄心の相乗効果がこのタイ人の「歯の矯正」ブームに拍車を掛けているのだろう。



 さて、もう数ヶ月続いている長女の「歯の矯正」計画・・・。
この時期、店の売れ行きの方も停滞気味なので、いつになることやら・・・。
この計画が難航している原因の一つは、本日更新の姉妹ブログ『イサーンに埋没中』に続きます。




更新しました。

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Posted by バットニャオ at 01:25│Comments(7)タイの社会
この記事へのコメント
ほんと、最近、歯の矯正してる人、多いですよね。わたしも、口の中に、あんなもの、つけたくない昔人間です。もうすっかり人生の春も終わってしまって。。。。。って、とこで、笑いました。
Posted by ユッキー at 2011年10月01日 15:48
 「歯の矯正金具」あれを一番最初に見た時に思い出したのが、「007」の映画でしたか、全部金具が入った男が登場していた場面を思い出します。
 歯全体でないにしても、奇妙な感じです。

 それがまた流行となると、タイ社会のおかしさがにじみ出てきます、
 因みに、私のごく近くでは、妻の長男も、20代後半にやっていました。
 奇妙奇天烈な印象でした。
Posted by 阿羅漢 at 2011年10月02日 12:14
★ タイの皆様多いですね。

歯よりも頭を矯正する必要がありますね。
Posted by ピヤポン at 2011年10月03日 07:45
歯の矯正は小学校の低学年で何年かしていました。
が、結局犬歯の後ろの奥歯を抜いて、小さすぎる歯茎に歯を並べるはめになりました。
日本では、大人になると審美歯科で歯のホワイトニングをする人が増えていますよ。
タイや韓国では、歯の矯正よりプチ整形が盛んだと聞きました。
お嬢ちゃまもそろそろお年頃になられたのかしら?
ところで、日本も秋が短くなって来たような気がします。10月なのに今日も暑いです!
Posted by チャンドラ at 2011年10月06日 17:59
ユッキーさん、こんばんは!
笑われてしまいましたか・・・。でも、真面目なん話です。何かにつけて、もう私には必要ないな・・と思うことが多くて、私の心が終わってるのでしょうか?

阿羅漢さん、こんばんは!
やはり、阿羅漢さんの身内にもいましたね。若者のブームなので仕方ないのかと思いますが。でも、もともとタイ人は外見を飾るのが大好きなので、ファッションのにする要素が一つ増えた・・ような感じらしいですね。
私も、歯の並びが原因で病気にでもなるのなら仕方ないですが、別に出っ歯だろうが、八重歯だろうが、それぞれの個性でいいと思うのですが・・。

ピヤポンさん、こんばんは!
座布団十枚差し上げたいです!今回もジョークが冴えてますね。
私もすっかり同意見です。


チャンドラさん、こんばんは!
そうなんですよね、必要がなければ矯正なんてしない・・というのが日本的な考えですよね。
タイでは矯正はステイタスですから・・・あきれます。
「プチ整形」という言葉が出来たくらいですから、日本でも流行っているのかと思ってました。
そうでもないのですか?韓国は、芸能人はしていない人はいない・・とか言われてますよね。まあ、芸能人はそういうものかも知れないですが。
タイでは・・・。タイと言うか、うちのお客でもちょっとお金がある人は結構やってます。それも50代とか過ぎてから・・・。
私にしてみれば、40代でも、今更必要ないって思うのですが・・。もう、結婚して子供も大きくなって、人生も残り少なくなってきて・・っていうところで、今更そんなことして何になる?と聞きたいです。しかも、うちのツケは残したままで、そういう無駄な金を使うな!と怒りたいくらいです。
Posted by バットニャオ at 2011年10月09日 05:09
こんにちは(^∇^)
前回はコメントのお返事ありがとうございました。うちは、二年後にチョンブリーへ移住です、主人の田舎はノンカーイですよ。

娘さんの矯正、私自身歯並びが悪いので、小さい頃矯正して欲しかったと今になって思います。さすがにもうあきらめています。
矯正が、見栄っ張りの一つとは、驚きです。
Posted by メダカ at 2011年12月15日 07:19
メダカさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
チョンブリーは、バンコクに近いので、私の中では「バンコク近郊」と言う場所です。お仕事の関係ですか?
私自身も歯並びは良いとはいえませんが、特に生活上の問題はなかったので、矯正を考えたこともなかったのですが、それは私が日本で育ったからで、タイで育っていたら、娘のように思春期には周囲に影響されていたかも知れません・・。
なので、それほど必要がないようにも思えるのですが、絶対ダメ!とも言い切れない状況です。だって、ここはタイなのですから。
外見第一のタイ人思考になっても仕方ないです。
Posted by バットニャオ at 2011年12月17日 07:27
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