2010年08月01日
幼稚園のทัศนศึกษา(校外学習)
昨日、30日は我が家の三男・ミックの通う幼稚園のทัศนศึกษา(タサナスクサー=校外学習)でした。
と言うのは建前で、その内容は単なる遠足に過ぎなかったのですが・・・。
当初の行き先は、隣県コラートことナコンラーチャシーマーにある、「コラート動物園」、そして帰りに人間の罪業を表現した、オドロオドロしい建造物で有名な「ワット・パー・ラックローイ」に寄ってタムブンして帰ってくるという至ってシンプルな予定でした。
もともと、幼稚園児が20人くらいのクラスに先生が一人という状況なのですが、学校から渡されたその校外学習のプログラムを見たところ、今回は幼稚園児だけではなく、小学1年、2年、幼稚園年長年少の4学年が揃って行くということでした。
しかも、4学年で総勢111名の子供が行くのに、付き添いの先生は校長先生を含めてたったの5人・・・。
まあ、田舎の村立学校なので、学年に一人の先生しかいないのだから、仕方がないといえば仕方がないのです。
ということで、我が家の腕白小僧・ミックが無事に行って帰って来るか・・・という不安から、先生に相談しようと思ったところ、学校側も、最初から地域の応援を当てにしていたようで、保護者の付き添い枠を20人くらい用意している・・ということだったので、主人の命令で早速保護者同伴で申し込みました。
ところが、最初20人と言っていた付き添いの保護者は、当日には30人以上になっていて、さすがはアバウトなタイ人のこと、チャーターしていた観光バスも、幼稚園児は2座席に5人くらいで座ったり、大人が子供を抱っこしたりして、何とか全員乗って行くことができました。
バスは普段は路線バスとして活躍しているバスを2台チャーターしました。
こういうことはよくあるのですが、私たちが乗ったバスは、普段は長男と長女がチャイヤプムの学校に通うために乗っているもの。
ですが、こういう行事で貸切となると、普段の運行予定から一台、二台と減らされて、それを利用している長男たちは学校へ行く時間が遅れたりします。
今回借りた私たちは助かりましたが、長男たち普段の乗客にしてみれば迷惑極まりないのです。
バス会社は、乗客の迷惑や不満よりも、まとめて入る臨時収入の方が大事なので、会社の責任とかいう問題を誰も追及したりしないのもタイ社会の特徴でしょう。
さて、当初のプログラムは何だったのか・・・?と思ったのはこれだけではありませんでした。
まず、集合時間。
プリントには、7時集合、7時半出発となっていたのに、前日に先生から、
「明日は6時半に集合してくださいね。そうすれば7時には出発できますから・・」と言われました。
え?確か7時集合では?・・・予定は未定、さすがはタイか、と思い、当日6時半に行くと、もうほとんどの人が来ていました。
さすが、村人の朝は早い。
そして、無事出発。
バスは一路、子供たち待望の動物園へ・・・。
普段は路線バスなので、エアコン無しの天然エアコンバスの窓から吹き込む早朝の風は、エアコンよりも寒いほどでした。
しかし、路線バスでも音響設備には力を入れているので、前面のテレビ画面と、あちこちについているスピーカー、照明設備は揃っていました。
早速、朝から大音響でカラオケ!です。
と言っても、マイクを持っているのはほとんど幼稚園の先生。
動物園に到着するまでの1時間半ほど、先生のオンステージ状態でした。
さて、動物園に着くと、本来の目的の動物見学は歩くのが大変なので、園内の移動バスに乗って、車内から見る程度。
サファリパークじゃないんだから、車で見学なんて・・・と思いましたが、歩くのが嫌いなタイ人の事、乗るものがあれば乗る!のは常識です。
そして、子供たちに宣伝しておいた、目玉の「メーオ・ナーム(アザラシ)」のショーの見学ですが、こういう平日にはたくさんの学校から見学に来るようで、ショーの会場は座る場所がないほど混み合っていました。
こういうショーの司会者や飼育係の人は、日本でもタイでも本当に同じに見えるのが不思議です。
話す言葉は違うのに、以前品川水族館で見たショーを思い出しました。
さて、アザラシのショーも終わって、昼食の時間です。
子供たちの昼食は、学校で用意するとあったので、お弁当でも頼むのかと思ったら、給食の大鍋にいつもの給食のようなメニューのカーオ・ラートゲーン(汁物かけご飯)のおかずとご飯を持参していたのでした。
バスの横についている荷物庫にしまって運んできたのです。
先生たちの節約精神に頭が下がりました。
動物園の入り口付近で、数枚のござを敷いて全員で給食、もとい昼食です。
その後は自由時間、本来なら、もう出発時間になっているのですが、のんびりした先生方は、子供たちがミニバイクやミニ乗用車などの遊具で遊んでいるのを横目に一休みです。
私は一人で、「あ、もう時間過ぎてるけど・・」と焦っていました。
ところが、やっと出発し、一路「ワット・パー・ラックローイ」に向かうのだと思ったら、
「この近くで農業科学技術展をやっているから、それを見学しましょう。」と、全く予定にない場所に寄ることに・・・・。
長くなりましたので、この続きは明日に・・・。
タイ田舎生活の日常を描いた、姉妹ブログ『イサーンに埋没中』も併せてお楽しみください。
より深い日常タイ語への理解のために・・・ランキングに参加しています。
と言うのは建前で、その内容は単なる遠足に過ぎなかったのですが・・・。
当初の行き先は、隣県コラートことナコンラーチャシーマーにある、「コラート動物園」、そして帰りに人間の罪業を表現した、オドロオドロしい建造物で有名な「ワット・パー・ラックローイ」に寄ってタムブンして帰ってくるという至ってシンプルな予定でした。
もともと、幼稚園児が20人くらいのクラスに先生が一人という状況なのですが、学校から渡されたその校外学習のプログラムを見たところ、今回は幼稚園児だけではなく、小学1年、2年、幼稚園年長年少の4学年が揃って行くということでした。
しかも、4学年で総勢111名の子供が行くのに、付き添いの先生は校長先生を含めてたったの5人・・・。
まあ、田舎の村立学校なので、学年に一人の先生しかいないのだから、仕方がないといえば仕方がないのです。
ということで、我が家の腕白小僧・ミックが無事に行って帰って来るか・・・という不安から、先生に相談しようと思ったところ、学校側も、最初から地域の応援を当てにしていたようで、保護者の付き添い枠を20人くらい用意している・・ということだったので、主人の命令で早速保護者同伴で申し込みました。
ところが、最初20人と言っていた付き添いの保護者は、当日には30人以上になっていて、さすがはアバウトなタイ人のこと、チャーターしていた観光バスも、幼稚園児は2座席に5人くらいで座ったり、大人が子供を抱っこしたりして、何とか全員乗って行くことができました。
バスは普段は路線バスとして活躍しているバスを2台チャーターしました。
こういうことはよくあるのですが、私たちが乗ったバスは、普段は長男と長女がチャイヤプムの学校に通うために乗っているもの。
ですが、こういう行事で貸切となると、普段の運行予定から一台、二台と減らされて、それを利用している長男たちは学校へ行く時間が遅れたりします。
今回借りた私たちは助かりましたが、長男たち普段の乗客にしてみれば迷惑極まりないのです。
バス会社は、乗客の迷惑や不満よりも、まとめて入る臨時収入の方が大事なので、会社の責任とかいう問題を誰も追及したりしないのもタイ社会の特徴でしょう。
さて、当初のプログラムは何だったのか・・・?と思ったのはこれだけではありませんでした。
まず、集合時間。
プリントには、7時集合、7時半出発となっていたのに、前日に先生から、
「明日は6時半に集合してくださいね。そうすれば7時には出発できますから・・」と言われました。
え?確か7時集合では?・・・予定は未定、さすがはタイか、と思い、当日6時半に行くと、もうほとんどの人が来ていました。
さすが、村人の朝は早い。
そして、無事出発。
バスは一路、子供たち待望の動物園へ・・・。
普段は路線バスなので、エアコン無しの天然エアコンバスの窓から吹き込む早朝の風は、エアコンよりも寒いほどでした。
しかし、路線バスでも音響設備には力を入れているので、前面のテレビ画面と、あちこちについているスピーカー、照明設備は揃っていました。
早速、朝から大音響でカラオケ!です。
と言っても、マイクを持っているのはほとんど幼稚園の先生。
動物園に到着するまでの1時間半ほど、先生のオンステージ状態でした。
さて、動物園に着くと、本来の目的の動物見学は歩くのが大変なので、園内の移動バスに乗って、車内から見る程度。
サファリパークじゃないんだから、車で見学なんて・・・と思いましたが、歩くのが嫌いなタイ人の事、乗るものがあれば乗る!のは常識です。
そして、子供たちに宣伝しておいた、目玉の「メーオ・ナーム(アザラシ)」のショーの見学ですが、こういう平日にはたくさんの学校から見学に来るようで、ショーの会場は座る場所がないほど混み合っていました。
こういうショーの司会者や飼育係の人は、日本でもタイでも本当に同じに見えるのが不思議です。
話す言葉は違うのに、以前品川水族館で見たショーを思い出しました。
さて、アザラシのショーも終わって、昼食の時間です。
子供たちの昼食は、学校で用意するとあったので、お弁当でも頼むのかと思ったら、給食の大鍋にいつもの給食のようなメニューのカーオ・ラートゲーン(汁物かけご飯)のおかずとご飯を持参していたのでした。
バスの横についている荷物庫にしまって運んできたのです。
先生たちの節約精神に頭が下がりました。
動物園の入り口付近で、数枚のござを敷いて全員で給食、もとい昼食です。
その後は自由時間、本来なら、もう出発時間になっているのですが、のんびりした先生方は、子供たちがミニバイクやミニ乗用車などの遊具で遊んでいるのを横目に一休みです。
私は一人で、「あ、もう時間過ぎてるけど・・」と焦っていました。
ところが、やっと出発し、一路「ワット・パー・ラックローイ」に向かうのだと思ったら、
「この近くで農業科学技術展をやっているから、それを見学しましょう。」と、全く予定にない場所に寄ることに・・・・。
長くなりましたので、この続きは明日に・・・。
タイ田舎生活の日常を描いた、姉妹ブログ『イサーンに埋没中』も併せてお楽しみください。
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Posted by バットニャオ at 02:57│Comments(2)
│タイでの子育て
この記事へのコメント
☆ 「村人の朝は早い」
タイの特に田舎の方々は日々イベントもなく、こういったイベントがあると心躍るのか集合は早いですね。
普段の時間と約束は守らないのに。
タイの特に田舎の方々は日々イベントもなく、こういったイベントがあると心躍るのか集合は早いですね。
普段の時間と約束は守らないのに。
Posted by ピヤポン at 2010年08月02日 00:04
なかなか知ることのできない遠足風景楽しかったです。
次から次へと、予期せぬ出来事が!
続きをお待ちしています。
次から次へと、予期せぬ出来事が!
続きをお待ちしています。
Posted by チャンドラ at 2010年08月05日 06:19