2012年02月25日
長男の旅行
今週から期末テストに(学年末でもある)入っていた長男と次男の通う学校が、今日24日でテストも終わり、5月中旬に始まる新学期までの夏期長期休暇に入った。
今年、高2の長男たちのクラスは、来年の今頃はそれぞれ進学の準備で忙しくなるだろうと、高校の思いで作りのクラスの有志での小旅行を計画した。
そのため、今日テストが終わったその足で、夜中の12時出発という、とてもタイ人らしいスケジュールで、20人ほどでワゴン車を借り切って出掛けるという事だった。
行き先は、何とフアヒン(「ホアヒン」と呼ぶのが日本人式か?)。
タイ人にとっては、ファラン(西洋人)がいっぱいの、少し高級感の漂うちょっとお金持ち向けのリゾート地である。
最初、行き先を聞いたとき主人は言った。
「おい!お前ら贅沢だな〜。高校生の分際でフアヒンかよ。お父さんが学生の頃は、プークラドゥン(ルーイ県にある山)だぞ。バスにヒッチハイクに、歩いて山登りだ。でも、頂上から見る朝日は絶景だったぞ。ああ、今でも思い出すなぁ•••。」
と、一人感傷に浸って行く主人の話など聞いているのかいないのか、長男の返事は生返事だった。
大体、今どきの高校生がそんな疲れる事を選ぶはずがない。
疲れるような事を進んでするなんてバカだ、いかに、楽しく過ごすか、楽をするかが彼らの選択基準である。
それに、長男のクラスの有志と言えば、中1のときに英語強化プログラム(IEP)で集められた特別クラスの子供たち。
普通の一学期の授業料が1,500バーツくらいなのに対して、そのクラスの授業料は6,000バーツほど掛かる。
という訳で、必然的にその割高な授業料を払えるだけの余裕がある家庭の子供が集まる。
つまり、長男が言うように、このクラスで出来た友人は「ルワイ(お金持ち)」が多いという事である。
そういう子供たちの小旅行と言えば、やはり、ちょっと高級感のある避暑地•••ということになるのだろう。
海辺の一軒家を借り切って、優雅に過ごす週末というわけである。
さて、もうすぐ夜中の12時。
集合場所の学校から家が遠いため、一旦家に戻らず、街中にある友人宅で時間潰して、そろそろ集合場所に向かう頃だろうか。
平日は学校、土日は塾と休みのない日々を送り、よくいる田舎の高校生のように、週末になると友達や彼女と連れ立って、オートバイで滝に行ったり、街に出掛けたりということがほとんどない長男。
こんな滅多にない機会を、十分に楽しんで来て欲しいと願う母である。
タイ田舎生活の日常を描いた、姉妹ブログ『イサーンに埋没中』も併せてお楽しみください。
より深い日常タイ語への理解のために・・・ランキングに参加しています。
今年、高2の長男たちのクラスは、来年の今頃はそれぞれ進学の準備で忙しくなるだろうと、高校の思いで作りのクラスの有志での小旅行を計画した。
そのため、今日テストが終わったその足で、夜中の12時出発という、とてもタイ人らしいスケジュールで、20人ほどでワゴン車を借り切って出掛けるという事だった。
行き先は、何とフアヒン(「ホアヒン」と呼ぶのが日本人式か?)。
タイ人にとっては、ファラン(西洋人)がいっぱいの、少し高級感の漂うちょっとお金持ち向けのリゾート地である。
最初、行き先を聞いたとき主人は言った。
「おい!お前ら贅沢だな〜。高校生の分際でフアヒンかよ。お父さんが学生の頃は、プークラドゥン(ルーイ県にある山)だぞ。バスにヒッチハイクに、歩いて山登りだ。でも、頂上から見る朝日は絶景だったぞ。ああ、今でも思い出すなぁ•••。」
と、一人感傷に浸って行く主人の話など聞いているのかいないのか、長男の返事は生返事だった。
大体、今どきの高校生がそんな疲れる事を選ぶはずがない。
疲れるような事を進んでするなんてバカだ、いかに、楽しく過ごすか、楽をするかが彼らの選択基準である。
それに、長男のクラスの有志と言えば、中1のときに英語強化プログラム(IEP)で集められた特別クラスの子供たち。
普通の一学期の授業料が1,500バーツくらいなのに対して、そのクラスの授業料は6,000バーツほど掛かる。
という訳で、必然的にその割高な授業料を払えるだけの余裕がある家庭の子供が集まる。
つまり、長男が言うように、このクラスで出来た友人は「ルワイ(お金持ち)」が多いという事である。
そういう子供たちの小旅行と言えば、やはり、ちょっと高級感のある避暑地•••ということになるのだろう。
海辺の一軒家を借り切って、優雅に過ごす週末というわけである。
さて、もうすぐ夜中の12時。
集合場所の学校から家が遠いため、一旦家に戻らず、街中にある友人宅で時間潰して、そろそろ集合場所に向かう頃だろうか。
平日は学校、土日は塾と休みのない日々を送り、よくいる田舎の高校生のように、週末になると友達や彼女と連れ立って、オートバイで滝に行ったり、街に出掛けたりということがほとんどない長男。
こんな滅多にない機会を、十分に楽しんで来て欲しいと願う母である。
タイ田舎生活の日常を描いた、姉妹ブログ『イサーンに埋没中』も併せてお楽しみください。
より深い日常タイ語への理解のために・・・ランキングに参加しています。
Posted by バットニャオ at 01:43│Comments(5)
│タイの学校
この記事へのコメント
さすが日本の「母」。
長男『ドゥー』君達は、二度とない青春の1頁を飾るに相応しい場所を探しました。
きっと、良い思い出を沢山作ってきてくれることだと思います。
良いお土産話が沢山聞けると思います。
お母さん、暫しの辛抱。
長男『ドゥー』君達は、二度とない青春の1頁を飾るに相応しい場所を探しました。
きっと、良い思い出を沢山作ってきてくれることだと思います。
良いお土産話が沢山聞けると思います。
お母さん、暫しの辛抱。
Posted by 阿羅漢 at 2012年02月25日 12:16
ご褒美旅行ですね~。
いい思い出になるといいですね。
お弁当もって ずっと勉強でしたもんね。
男の子たちのその年齢の子たちのはっちゃけぶり
楽しそうですね。ちょっと遠いけど、男の子だしい、しっかり者の長男ドゥー君だから大丈夫でしょうか。
とにかく無事に帰宅しての、旅の報告が楽しみですね!
いい思い出になるといいですね。
お弁当もって ずっと勉強でしたもんね。
男の子たちのその年齢の子たちのはっちゃけぶり
楽しそうですね。ちょっと遠いけど、男の子だしい、しっかり者の長男ドゥー君だから大丈夫でしょうか。
とにかく無事に帰宅しての、旅の報告が楽しみですね!
Posted by maki at 2012年02月27日 01:49
長者の風格のご長男、動くと大きな山が動きだす感じですね。お父上も出る幕なし。続報待つや切。
Posted by p_tak at 2012年02月27日 21:19
ホアヒンとはまたリッチですね!
なんで夜のそんな時間にと思いきや、そこはTHAIでしたね。
後日談まってま~す!
なんで夜のそんな時間にと思いきや、そこはTHAIでしたね。
後日談まってま~す!
Posted by チャンドラ at 2012年02月28日 11:31
ええ?知らなかった。いま、読んだわ。どの辺りに泊まったんだろ。会いに行きたかったぁ~~。
Posted by ユッキー at 2012年03月05日 09:47